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第5回研究会

大学ICT推進協議会 教育技術開発部会 (AXIES EdTech部会) では2017年7月3日(月)に第5回研究会を東京にて開催いたします。
本部会では、2017年度からテーマを設けた研究会を企画していますが、今回は”「手書きを活かした教育」を支えるテクノロジー”とし、ITで支援される手書きを重視した教育に関し議論を深めたいと考えています。
ゲストスピーカの名古屋工業大学 松尾先生からは、2016年度に行った全学的な情報基盤更新のプロジェクトのご報告をいただくとともにITベンダーとの関わり方に関しご講演いただきます。
多数の皆様のご参加をお待ちしております。

開催日: 2017年 7月 3日(月)13:00-17:00
場 所: 東京都港区六本木3-1-1六本木ティーキューブ5F 富士ゼロックス(株)セミナールーム
主 催: 大学ICT推進協議会
定 員: 100名
参加費: 無料
参加申込: 申込用Web サイト ( https://goo.gl/iSH5fb ) からお申込みください。
      氏名等が入力ができない場合には、お手数でも、スマホや別のWebブラウザにてお試しください。
申込締切: 2017年 6月30日(金)15:00 *定員になり次第締め切らせていただきます。
参加資格: 大学ICT推進協議会会員 機関在籍の皆様

プログラム:

13:00 – 13:20

研究会の進め方   
 山形 裕之 (部会副主査、ソニービジネスソリューション株式会社)

13:20 – 14:00

大学情報基盤更新とITベンダーとの関わり方  PDF 

概要

名古屋工業大学では、この約1年の間に、(1)全教職員学生を対象にしたユニファイドコミュニケーションシステムSkype for Businessおよび全面IP電話化、(2)約2万台が接続されているネットワークスイッチおよび管理サーバー群のリプレイス、(3)全学ICT基盤(学生用PC500台、事務用シンクライアント200台、AD・LDAP、EXCHANEやSharePoint、ICカード認証、事務・学生用ポータル、CMSやWEB英語システム、その他数十にも及ぶ業務システム)のリプレイス作業を行った。これらはすべて移行作業であり、実際の停止期間としては1日(+予備1日)で行った。本発表では、本学情報基盤システムを紹介するとともに、このような大規模更新プロジェクトを行う際の、プロジェクト管理手法や、ITベンダーとの関わり方について考える。

 松尾 啓志 (名古屋工業大学)

14:00 – 14:45

研究セッション1
手書きを活用した教育とそれを支えるデジタル化技術

概要

Active LearningやFlipped Classroomといった教育手法にフォーカスが当たる中、手書きによるノートテイキングやレポートが再考されている。今後、これらの紙に書かれた情報 ePortfolioによる学修成果の記録や共有、Learning Analyticsによる学修状況の計測にも活用するためには、紙に書かれた情報を画像としてデジタル化するだけなく分析できるデータとして抽出する技術が重要である。今回は、富士ゼロックスが山梨大学と取り組んだActive Learningの研究や授業支援ボックスをLearning AnalyticsやFDに応用していくために法政大学や自社の新入社員教育で行った実証実験の事例を基に手書き情報のデジタル化への取り組みと今後について報告する。

 佐藤 悦志  (富士ゼロックス株式会社 ソフトウェア開発本部)

14:45 – 15:15

休憩

15:15 – 16:00

研究セッション2
グループ学修支援システム『Acolla』 PDF

概要

 ・課題解決型授業について
 ・パソコン、タブレットを用いたグループ討議について
 ・『Acolla』利用シーンについて
 ・『Acolla』各機能について
 ・「手書きを生かした教育」×『Acolla』
 ・その他ご意見。

 草野 厚生 (パナソニックシステムソリューションズジャパン株式会社)
 TBD (パナソニックインフォメーションシステムズ株式会社)

16:00 – 16:45

研究セッション3
進化を遂げたデジタルペーパーによる手書きを中心とした教育研究環境の可能性  PDF1 PDF2 PDF3

概要

電子ペーパーを使ったA4サイズの電子端末であるデジタルペーパーは、デジタル時代にあって紙のようにPDFファイルの「読み」「書き」ができるまったく新しいコンセプトの製品です。1世代目のデジタルペーパーをご利用いただいた多くの先生方からのご意見やご要望を反映し、読みやすさや書きやすさをさらに向上させ進化させました。また、授業支援システム(LMS)やその他の教育研究サービスとの連携を可能にするソフトウエアも用意し、手書きのデジタル化による新たな教育研究環境の構築を目指しています。今回は、新端末と連携ソフトウエアの試作品で京都大学様と実施した共同研究の内容の報告をもとに、新たな教育研究の可能性について議論を深めたい思います。

 萩原 恒(ソニービジネスソリューション株式会社)
 飯田 淳司(ソニーイメージングプロダクツ&ソリューション株式会社)
 大石 貫之(ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社)
 喜多 一 (京都大学)

16:45 – 17:00

まとめ
 常盤 祐司 (部会主査、法政大学)

問合先: 部会事務局 Mail: sig-edtech-apply★axies.jp(★を@に読み替えてください)